内蒙古自治区気象部門の予報によると、今後3ー10日の間に内蒙古は再び強風や気温低下、降雪といった天候にみまわれる見通しで、内蒙古自治区は16日から災害救助緊急態勢を従来の三級から一級に引上げた。14日までの統計データによると、内蒙古の大雪や寒波の災害で40万人が被災し、2万人が緊急避難、災害による死者は2人、1千人近くが凍傷を負っている。ハウス栽培の野菜9.2万ムー(1ムーは約6.67アール)が被害を受け、そのうち4.6万ムーが全滅、家畜の被害は223万3千頭で、家畜4万3千頭が凍死した。
災害の発生以来、国家民生部、内蒙古共産党委員会、政府は次々と救援作業を展開し、内蒙古の各盟・市では積極的な措置をとり、被災した住民に食糧や衣料、石炭などの救援物資を送り、被災した農民や遊牧民の冬から春にかけての生活と生産の安定を図っている。
「人民網日本語版」2010年1月18日