5月19日、北京世界園芸博覧会の遼寧園(新華社記者5月19日撮影)
遼寧省は中国東北地区南部に位置し、南は渤海と黄海に面する。遼寧省は近年、生態文明の建設を統率し、環境の質の改善を中心に、山水林田湖草システムの整備に取り組み、農村の環境整備を推し進め、河長制・湖長制(各級党組織・政府の指導者が管轄地区内の河川・湖沼などの水環境保全の責任を担う制度)を全面的に実行し、全省の生態環境の質を持続的に向上させている。
盤錦市の紅海灘は遼河デルタ湿地内に位置し、独特な地理環境は広大な湿地とヨシ畑を形成した。砂と土、塩とアルカリがうまく融合している。特殊な環境が育んだマツナが干潟を覆い、ここは秋になると「赤い海岸線」になる。盤錦市は渡り鳥が東南アジアからオーストラリアに移動する際の中継地点でもあり、「ツルの里」や「ズグロカモメの里」と言われている。
瀋陽市は2006年に世界園芸博覧会を開催した。瀋陽世界園芸博覧会の敷地面積は246ヘクタールで、公園は現在は国家5A景勝地として瀋陽市民のレジャースポットになっている。錦州市は2013年に錦州世界園林博覧会を開催。錦州世界園林博覧会は108の各展示園を設置し、山地、森林、島嶼、花卉、建築、橋梁を通して豊富かつ濃厚な海洋園林風情を形成し、海洋の特徴と文化の脈絡を示した。
5月19日、北京世界園芸博覧会の「遼寧デー」のイベントが開幕した。室内外展示エリアは園芸と工業要素を組み合わせて遼寧省の特徴を十分に表現。設備製造業が発達した省である遼寧省はエコの発展の道を歩み、生産から生活、さらに生態の発展理念の転換を実現した。
「中国国際放送局日本語版」2019年5月26日