ホーム>>映画>>最新映画
愛情的牙歯(2007)
発信時間: 2008-02-03 | チャイナネット

日本語題:ティース・オブ・ラブ

英語題:Teeth of Love

【キャスト】

顔丙燕(イエン・ビンイエン)

中国国内のテレビドラマを中心に活動していた女優で、国際的には無名だが、しかし、この作品で映画デビューを飾

り、中国のアカデミー賞といわれる金鶏百花映画祭では、最優秀主演女優賞を受賞した。今後の活躍が期待される女優。

遅佳(チー・ジア)

李洪涛(リー・ホンタオ)

李乃文(リー・ナイウェン)

【スタッフ】

監督:庄宇新(チュアン・ユーシン)

有名な映画学校「北京電影学院」で教鞭をとるかたわら、テレビドラマの脚本や製作を担当している。映画でメガホンを取るのは、今回が初めてだそうだ。

【ストーリー】

この作品は、1人の女性が経験した3つの恋愛を時間軸で描いた作品である。

まず一つ目の恋愛は、70年代末。主人公の銭葉紅は中学生。彼女はある日、同級生の男の子からラブレターをもらい、それをクラスメートの前で読み上げた。ラブレターを書いた男の子はカッとなって、レンガで彼女の背中を殴り、自分の足にもレンガを投げつけた。この事件をきっかけに、銭葉紅はこの男の子を意識し始めますが、彼は事故に遭い死んでしまう。

時は流れて、銭葉紅は大学生になる。彼女は妻子のある男性と恋に落ち、妊娠してしまう。当時は中絶することが恥と見なされる時代だったので、彼女は自分で子供を堕ろそうとするが、結局まわりにばれてしまう。彼女は大学を中退させられ、故郷へと戻る。そこで、3つ目の恋が待っていた。銭葉紅にはどんな運命が待ち受けているのか、ひとりの女性の10年間を描いた物語。

【レビュー】

昨年(2007年)の上海国際映画祭で公開された大陸の作品「愛情的牙歯(Teeth of Love)」。監督は、有名な映画学校「北京電影学院」で教鞭をとるかたわら、テレビドラマの脚本や製作を担当している。映画でメガホンを取るのは、今回が初めてだそうだ。しかし、初めての監督映画ながら、この作品で国内外から高い評価を受けている。北京の学生映画祭で最優秀デビュー作品賞を受賞したほか、フランスやカナダなどの国際映画祭にも出品された。

気になるのはこの映画のタイトル「愛情的牙歯」ーー"愛の歯"。実は、そのタイトルを連想させるようなシーンがあるけど、「愛の歯」とはおそらく、「愛の痛み」を象徴したタイトルなのではないかと思われる。胸が痛くなるようなせつないラブストーリーである。

 「中国国際放送局 日本語部」より 2008年2月3日

 

  関連記事

· 中国初の4D映画「大閙天宮」、制作に突入

· アン・リー映画の十大人気女優

· クローバーフィールド

· ドラえもん のび太の新魔界大冒険

·

  同コラムの最新記事

· 最新映画――長江七号

· 最新映画--集結号

· 最新映画ーー胡蝶飛

· 最新映画――第三個人

· 最新映画――投名状