年に1度の「中国国際アニメ・漫画フェスティバル」（主催：広播電影電視総局、浙江省人民政府）が28日、浙江省杭州市で開幕した。米国・カナダ・英国・イタリア・日本など17カ国・地域から300社以上の企業や団体が参加している。主催者側は今回、展示者募集にあたって、▽展示で使われる全てのものについて正規版を使うこと▽展示で使われる絵や文章などが知財権を侵さないものであること――を展示者側に書面形式で承諾するよう求め、承諾しなければ出展を拒否するとした。「新華網」が伝えた。

出展者は上記承諾を含む協議書にサインした後、展示物が正規版であることを示すマークを展示ブースに設置しなければならない。知財権の所属をはっきりとさせ、公衆の目による監督を強化するねらいだ。また杭州市の知財権局や版権局などの部門は会期中、共同調査チームを組織し、出展物の審査を行う。このほか杭州市の版権局・商標局・特許局も28日から会場入りし、企業や個人からの訴えを受理している。会期は5月3日まで。

「人民網日本語版」2008年4月30日