4月22日、中国大陸の歌手・楊坤（ヤン・クン）のコンサートが北京で開催された。デビューから8年が経つが、意外なことに、単独でコンサートをを行うのは今回が初めてだった。ファンにとっては本当に待ちに待ったコンサートとなった。数千人のファンが会場を埋め尽くし、楊坤（ヤン・クン）と親交のある馮小剛（フォン・シャオガン）監督がステージに上り歌を披露する一幕もあった。ファンたちも大満足だったようだ。

楊坤（ヤン・クン）は1972年内蒙古自治区パオトウ市生まれ。デビューする前は、バーで歌ったりコンサートの前座を務めたりしていたという。1994年ごろからドラマの主題歌を担当するなど頭角を現し始め、2001年レコード会社と契約、プロの歌手として活動を始めた。楊坤（ヤン・クン）のデビューアルバムは、2002年に発表された「無所謂（大丈夫さ）」このアルバムで、彼の名前は全国に知れ渡る。

楊坤（ヤン・クン）と縁の深い人物に、フォン・シャオガン監督がいる。フォン・シャオガン監督の『手機（携帯電話）』という映画で、楊坤（ヤン・クン）が挿入歌を担当したのがきっかけで、2人はプライベートでも交流を持つようになった。以降、『天下無賊（渡る世間に鬼はない）』や『集結号（アセンブリー）』といった作品で楊坤（ヤン・クン）の歌をテーマソングに起用している。フォン・シャオガン監督いわく、ヤン・クンは歌唱力が優れているだけではなく、彼の歌声が作品のイメージにぴったりなのだという。

楊坤（ヤン・クン）はこれまで、4枚のアルバムを発表している。作品の数は少ないが、数々のヒット曲を世に送り出している。名実ともに、中国大陸を代表する歌手のひとりと言えるだろう。

【プロフィール】

誕生日：12月18日

出身地：内蒙古自治区パオツウ市

身長：179cm

体重：67kg

星座：いて座

血液型：AB

【バイオグラフィー】

・1989年ー1991年　パオトウ市鉄鋼工場文芸団体所属

・1991年　内蒙古武装警察文芸団体に移籍

・1992年ー1994年　内蒙古自治区の大型イベントに多く出演

・1994年3月　テレビドラマの主題歌を初担当

・1999年　楽曲の提供などで活躍

・2001年5月　北京竹書文化レコードと契約し、メジャーデビュー。

【ディスコグラフィー】

2002年「無所謂（大丈夫さ）」

2004年「那一天（あの日）」

2006年「2008」

2007年「牧馬人（ザ・ラングラー）」

「中国国際放送局　日本語部」より2008年4月27日