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ドキュメンタリー映画『築夢2008』
発信時間: 2008-07-23 | チャイナネット

 

タイトル:築夢2008

監督/プロデューサー:顧[竹/均]

公開日:2008年6月24日

公式サイト:http://dream2008.sina.com.cn(中国語)

【作品紹介】

2001年五輪招致成功から2008年北京五輪開催までの7年間を記録した大型ドキュメンタリー映画『築夢2008』が、2008年6月から全国ロードショー公開された。国家体育場(通称:鳥の巣)の建設を軸に展開されるストーリーで、5つの物語からなっているオムニバス映画である。撮影や製作に7年間かけたこの作品は、中国映画史上でもオリンピック史上でも「文献」的存在といわれている。6月28日から開催された北京第4回北京スポーツ映画週間のオープニング作品として上映されたほか、上海国際映画祭と合わせて盛大なプレミア上映会も行われた。

   

物語(1):オリンピック施設の建設のため、古い住宅地で立ち退き作業が着々と進む北京。立ち退くことになった高さん一家の生活も大きく変わった。これは、不安や希望を抱えながら新生活を始めた高さん一家の日常を綴った物語となっている。高さんは住宅地のボランティアとして保安係の仕事に携わる。そして、引越し前、高さんの孫娘が誕生した。7年後、小学生になる孫娘がすくすくと成長する姿を映画ではつぶさに描いている。

物語(2):「鳥の巣」誕生までの軌跡を記録した物語。メインスタジアムには、建築業者たちの北京五輪への思いがぎゅっと詰まっている。物語は、2002年の設計案募集、競合入札、プロジェクト立件など、メインスタジアムの建設にまつわるエピソードが満載。

物語(3):北京オリンピックの選手候補になるため、2002年、体操選手の「卵」数百人が地方から北京に集まってきた。栄光への道のりは、いばらの道。彼らはここで過酷な強化合宿を経て、選抜テストにのぞみます。選ばれるのはたった3人しかいない。晴れの舞台に上がれる人はごく少数だが、それぞれ自分の夢を追いかけている姿はとても印象的である。

物語(4):主人公は、110mハードルの名選手・劉翔。2004年アテネオリンピックで初優勝した劉翔選手だが、密着取材は、2004年前からすでに始まっている。競技場以外での劉翔がコーチやチームメイトとどう付き合っているか、どんな訓練を重ねてきたか、いろいろな側面から劉翔の魅力に迫る。北京オリンピックでどんな奇跡を起こしてくれるか楽しみである。

物語(5):オリンピックでは、競技場内の動きだけに注目してはいけない。競技を順調に進めるため、治安、環境保護、交通管理、食品安全、気象観測、ボランティアなど各分野による協力が必要である。そんな中、注目されているのは安全確保の大任を任されている「特種警察」。作品では、「特種警察」の日々の取り組みを紹介している。

【監督紹介】

顧[竹/均]は1991年北京電影学院を卒業後、中央のとある電影製作工場に所属。期間中、CCTVの「神州風采」「世紀回眸」「紀録片之窗」など多くの番組で演出家として活躍する傍ら、「迷人的天台山」「不是都市勝似都市」「東海第一所」「青春有約献八連」「百年南京路」「賀緑汀」「神奇的思茅」などのドキュメンタリーを手がけてきた。

2001年以降は、オリンピックを題材とする作品に専念しz、2004年には、ドキュメンタリー「聖火伝●(しんにょうに弟)在北京」を完成。今回の『築夢2008』で、オリンピックオフィシャル作品を手がけるアジア唯一の女性監督としても注目を集めている。

 「中国国際放送局 日本語部」より2008年7月23日

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