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謝晋監督「今の映画は脚色しすぎ、真実味が減った」
発信時間: 2008-08-14 | チャイナネット

50年代の映画「女子バスケ5番」から全国で公開したての震災救援をテーマにした短編映画「2008分の1」に至るまで、これらを手がけた謝晋(シェ・チン)監督(86)がまもなく映画界入り60周年を迎える。謝晋監督は最近のインタビューで、「引退は考えていない」と発言し、観客に絶賛されるような理想的な脚本を探している最中であることを明らかにした。「文匯報」が伝えた。

今で言うと、謝晋監督には「スターを生み出すロボット」の異名がつくことだろう。彼が撮った映画は数多くの人気俳優を輩出することで有名だ。また、彼が創設した芸能人を育成する学校からは、趙薇?陳思誠?范氷氷などの人気俳優が頭角を表している。映画の芸術と市場の流れに対して独自の見識をもつ謝晋監督は第5代、第6代の監督と頻繁に映画に関する意見交換をする。「張芸謀(チャン・イーモウ)と冗談で、今の国産映画は唐・宋・清、どの時代のものもアクションばかり。仕舞いには九寨溝にまで行ってしまった。張芸謀は『僕は分かってるんだけど、オーナーがそうしてくれと言うんだ』とこぼしたことがある。脚色しすぎて、真実味が減ったよ」と謝晋監督は話す。

謝晋監督が手がけた40本近い映画の中から一番のお気に入りを選んでもらうと、一般公開されていない映画を挙げた。「僕が選んだ5~6本は絶対に他の人が思いつかない映画だよ。いい脚本はあることはあるんだ。僕は女性作家の王安憶さんや小説家の葉辛さんと親しい仲でね。今、葉辛さんともう一人、女性作家の鉄凝さんの作品を撮りたいんだ」と新作への意気込みを語った。

「人民網日本語版」2008年8月13日

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