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2008年の中国映画を振り返る(2)コストの低い映画が独自の道を切り開く
発信時間: 2009-01-04 | チャイナネット

2008年の映画を振り返ってみると、コストの低い映画が多かった。少ない予算で高い興行収入をあげ、意外なことに質の高さで観客に喜びと感動をもたらした。

『左右』 

『十全九美』

2008年の2月に行われた第58回ベルリン国際映画祭では、王小帥監督の映画『左右』が銀熊賞(脚本賞)を受賞。この映画の受賞は、コストの低い映画が異彩を放つ重要な1年を示唆するものでもあった。

十全九美』がそのいい例だ。立威廉や黄奕が主演し、雲南省の美しい風景を背景に撮影されたこの喜劇映画は、約5000万元の興行収入をあげた。

 

『李米的猜想』

『我叫劉躍進』

国慶節の連休中に上映された『李米的猜想』の興行収入は、製作費用と同じ1400万元だったが、同じ周迅主演の『画皮』より高い評価を得ている。また中国で人気のあるコメディー・タレントの範偉が主演した『即日啓程』は、簡単なストーリだがとてもおもしろかった。

そのほかにも、『我叫劉躍進』『マイマイティの2008』『千鈞一発』などの低いコストで製作された映画も、宣伝、影響力ではヒット作に及ばないが、新しいスタイルで独自の道を切り開き、高い人気を博した。

こうした状況は、中国映画が日々成長している兆しが見られ、今後も中国映画はスケールの大きい映画をメインに、コストの低い映画が補充する構造になるだろうと予測されている。

「チャイナネット」2009年1月4日

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