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「南京!南京!」公開前に疑問の声も |
発信時間: 2009-04-21 | チャイナネット |
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70年以上前の日本侵略者の暴行である南京大虐殺が、2009年中国映画で非常に注目されている。南京では「南京!南京!」と「ジョン・ラーベ」がプレミア上映されたあと、それぞれ22日と23日から中国大陸部で公開され、苦痛の記憶がよみがえる4月のスクリーンは重い雰囲気に包まれる。 「南京!南京!」公開前に疑問の声も 4年の歳月をかけて撮影された「南京!南京!」が22日に全国で公開されるのを前に、南京では19日にプレミア・ショーが開かれ、陸川監督、範偉、秦嵐、江一燕、姚笛、中泉英雄、木幡竜などの中日両国の出演者が出席した。 映画について陸川監督は、「人々にとって南京大虐殺は恥辱の記憶だが、別の角度から見ると一都市の皆殺しは、当時の南京軍や民衆の日本侵略者に対する激しい抵抗を物語っており、南京は抵抗の都市だった」と話す。 映画の前半3分の1は虐殺部分。民衆役のエキストラは多い時で1日2000人以上出演し、特殊合成で2万人以上になった。陸川監督は中国人の視点から南京虐殺を描いただけでなく、虐殺に参加した日本人兵士の帰国後の心理的な変化も表現している。 しかし一部の観客からは、日本人侵略者の視点から描いた部分が映画全体の4分の1にも上り、ある日本人兵士が中国人を虐殺する中での精神的葛藤を表現するシーンには疑問の声も上がった。 それに対して陸川監督は、「南京大虐殺に関しては中国人が長い間、何度も撮影している。この映画は国内だけでなく世界の観客にも見てもらい、事実を知ってほしい。そしてできるだけ客観的で尊重される映画にしたいと思っている。最初は中国人の角度から中国人の深い憎しみの感情を表そうとしたが、資料を集めるうちに日本人軍人も同じ普通の人であり、戦争の機械から逃れることができなかったことが分かった」と説明する。 「ジョン・ラーベ」の内容は、日本軍が南京大虐殺を行った時期に、ナチズムを深く信じて疑わなかったドイツ人のジョン・ラーベが、戦争という残酷な現実の中で国際安全区を勇敢に作り、20万人の中国の人々の命を救ったというものだ… 「チャイナネット」2009年4月21日 |
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