国務院新聞弁公室は7日、青蔵鉄道建設工事の進展状況について記者会見を行った。
記者会見で鉄道部の傅志寰部長は進展状況について「開始から4カ月が経つが工事は順調に進んでいる。10月末時点で全線に7億7千万元を投資し、橋梁55本、トンネル3本の建設に取りかかり、880万立方メートルの土や石が路床整備に使われた。工事が終了した区間の完成度も高い」と説明した。
鉄道部の孫永福副部長は「労働者の健康を考慮し、衛生部と鉄道部は『青蔵鉄道衛生保障に関する若干の規定』『青蔵鉄道の衛生保障に関する暫定措置』を制定した。鉄道部はまた『青蔵鉄道の衛生予防知識に関する健康教育手帳』を発行して、高山気候の特徴や労働者の保護、主な病気の予防、救命救急などの予備知識を紹介するとともに、予備知識に関する集中講義を行い、労働者の自己管理レベルを高めてきた」と述べた。
孫副部長はさらに「工事に参加している企業は、数万人の労働者に対して厳密な健康チェックを行い、酸素の薄い高山気候に徐々に適応させる方法をとってきた。これまでに高山病患者の報告は2万4千件、うち重態患者の報告は五十数件だったが、死亡者は出ていない」と報告した。
「人民網」2001年11月8日
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