80年代末から実施されてきた「西電東送」戦略が現実味を帯びてきた。このほど「西電東送」について、北部・中部・南部の三大送電ルートの雛型が形成された。
三つの送電ルートとは、(1)北部地区:山西北部と内蒙古(内モンゴル)西部から北京天津唐山までをカバーする送電ルートで、現在の送電量は250万キロワット(2)中部地区:葛洲ダムから上海に至る±500キロボルト超高圧直流送電線で、送電量は120万キロワット(3)南部地区:紅水河上流の天生橋水力発電所から広東に至る送電ルートで、送電量は近く300万キロワットに上る予定、のこと。三峡プロジェクトの開始に伴い、中部地区は四川・雲南省から華中を通り華東地区に至る送電ルートを形成する。
「人民日報」2000年4月17日2面
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