国家電力公司の情報によると、1999年末時点で、全国の発電設備の容量および発電量が、それぞれ2億9880万キロワットと12331億キロワット時に達し、いずれも世界第2位となった。中国の電力工業は大ユニット、大発電所、大電力網に向けて発展中である。主要な電力網は500キロボルトの基幹となる枠組を基本的に形成し、大電力網は全都市とほとんどの農村をカバーしている。20〜30万キロワットおよびそれ以上のユニットや百万キロワットの発電所がすでに主力となっている。
第9次五ヵ年計画の期間中、中央政府は発電の独占的状況を徹底的に改め、国家が電力網を管理し、中央政府以外の機関、企業なども発電所を運営することが可能となるシステムを基本的に確立した。電力の市場化改革は大きな進展を遂げている。国務院の認可を受けて、全国で発電所と電力網の分離が行われ、上海・浙江省・山東省・遼寧省・吉林省・黒龍江省で電力網の使用に関する入札制度が実験的に導入され、効果を見せ始めている。
「人民日報海外版」2000年11月7日1面
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