「西気東送」プロジェクト建設指導グループ弁公室の責任者は、27日に開催された「西気東送プロジェクト建設装備国産化工作会議」の席上、中国装備工業の構造調整や産業のレベルアップを推進するため、西気東送プロジェクトでは可能な限り国産の設備や材料を使用することを強調した。
会議では、西気東送プロジェクトにおける核心設備の国産化について、次のような具体的目標が示された。(1)プロジェクト建設の条件を満たす国内製品は、国内市場で入札により購入する(2)現在は製造実績がないが、技術改造や試作により基準に達する製品は、積極的に採用する(3)一部技術や部品を導入することにより、ニーズを満たすことのできる製品は、国内企業を主体とする連合体を結成し、入札に参加させる(4)短期間のうちには国内でニーズを満たすことのできない製品は、国内での修理を原則とした国際入札を行う。
さらに会議では、国産化を進めるうえで、これまでの業界体制、部門体制を捨て、国有企業と民営企業、合作企業、合弁企業などを同等に扱うことが強く求められた。今年下半期に着工される西気東送プロジェクトの一期工事には、約1200億元が投入され、9割が設備や材料の購入に使われるという。関係者はこのうちの60〜70%の装備や材料を国産化したい考え。
「人民網日本語版」2001年3月28日
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