中国石油天然気株式有限公司は5日、西部の天然ガスを東部に輸送する「西気東送」プロジェクトに関する研究報告が国務院によって批准されたことを明らかにした。天然ガスの輸送元と輸送先も決まり、対外向けの入札も成果をあげ、5つの実験ラインの敷設工事が5日から正式に始まるなど、同プロジェクトは実質的な実施段階に入った。
本格的な敷設工事のスタートを前に工事が開始されるのは、工期が長期間に及ぶ長江や黄河、淮河など河川横断の敷設工事、江蘇−上海区間の江南水郷地区の敷設工事、それに新疆の輪南−庫爾勒区間の敷設工事。
同プロジェクトの総合計画によると、2002年上半期に全線の敷設工事をスタート。2004年初めに靖辺−上海区間の敷設工事を開始し、上海方面への天然ガスの供給を開始する。そして2005年上半期に輪南−靖辺区間の敷設に取り掛かり、全線の敷設を完了。新疆・塔里木(タリム)盆地の天然ガスを、パイプラインを通じ上海や長江デルタ地域に送る。
「人民網日本語版」2002年2月6日
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