農業部新聞弁公室の発表によると、新疆ウイグル自治区和田(ホータン)県で発生した高病原性鳥インフルエンザは、人への感染はみられず、このほど撲滅された。同県政府は2日に封鎖命令の解除を宣言し、感染地区の封鎖を解いた。
同部が現地の新疆重大動物疾病対策指揮部弁公室から受けた報告によると、同県で発生したのはH5N1亜種の鳥インフルエンザで、感染地区の封鎖、家きんの処分、消毒、また危険地区の家きんへの緊急免疫措置などの対策が取られた。感染地区の家きんの処分が完了してから21日が経過し、その後新たな感染例は見つかっていない。このため同指揮部は専門家による検査を経て、「重大動物疾病への緊急対応条例」「国の重大動物疾病突発時の緊急対応マニュアル」「全国高病原性鳥インフルエンザ緊急対応プラン」「高病原性鳥インフルエンザの対応技術規範」などの感染地区の封鎖解除に関する規定に基づいて、今回の封鎖解除を決定した。
「人民網日本語版」2006年7月5日