青蔵鉄道の開通により、鉄道で行く西蔵(チベット)自治区へのツアーがこのほど順調にスタートしたことを受けて、旅行社は今後しばらく「列車の旅」がブームになると予測する。今月19日にはチャーター運行の高級寝台車で行くシルクロードツアーが北京から出発する予定だ。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
同ツアーは中国青年旅行社が企画した「シルクロード文化の旅」。国内最高級の豪華寝台列車「中国東方快車」(チャイナ・オリエント・エクスプレス)を利用する10日間のツアーで、価格は一人4980元。同社マーケティング部の宋暁紅さんによると、同ツアーには嘉峪関、吐魯番(トルファン)、天山天池、敦煌の莫高窟・鳴沙山月牙泉、西夏王陵、華夏西部影視城といった北西地域の有名観光スポットが組み込まれ、参加者はシルクロードの文化、賀蘭山地域の文化、砂漠の文化、映画文化などさまざまな文化を味わうことができる。列車には砂れきの広がるゴビ地帯や、西部地域の歌、シルクロード、新興貴族の旅などをテーマにしたイベント車両も設置され、旅行者は自由に参加できる。
「人民網日本語版」2006年7月11日