台風4号が中国大陸に上陸し、内陸部まで到達した影響で、広西チワン族自治区、福建省、広東省、湖南省などで大雨が続いている。湘江(長江の支流)流域や珠江流域のほか、普段は水量が少ない北江、西江でも洪水が発生している。このうち湘江支流の耒水では百年に一度、北江支流の武水では20年に一度という大洪水が発生しており、18日の朝と夜にも増水のピークが訪れた。国の干ばつ・洪水対策部門である国家防ジン抗旱総指揮部が発表した。
同総指揮部は16日、緊急マニュアルに従って「三級緊急対応態勢」を取り、湖南、福建、広東各省に作業チームを派遣して被害者の救援を指揮した。また同総指揮部は関係各省・自治区に対し、被害の防止と被災者救済、被災者の適切な避難、衣食住や医療サービスの確保などを求めた。
「人民網日本語版」2006年7月18日