現在、数多くの多国籍企業は、すでに成都、武漢、重慶など中国の2級都市を、向こう10年間の収益増の新たな原動力のあり家と見なすことになった。この三つの都市のいずれにも5000万余の人口があり、一人当たりの可処分所得は年15%のペースで急増しており、2006年には1550ドルに達すると見られている。
経済の発達した1級都市に比べて、2級都市には以下の諸メリットが存在していると専門家は分析している。
まず、ビジネスのリース料および広告コストが安価である。5年この方、上海、北京の不動産価格が大幅に増えており、企業の利益削減をもたらすことになった。同時に、広告コストの面にも大きな格差が存在している。テレビ広告の例をあげると、上海のテレビ広告コストは成都の15倍となるものである。それに、人件費コスト及び従業員の安定性の面では、2級都市は顕著な優位性を持っている。さらに、2級都市の市民たちは国際的な著名ブランドを資産及び個性のパフォーマンスと見なしており、著名ブランドに対してより旺盛な消費意欲を持っている。それに対して、1級都市の消費者は長年逸品ぞろいの環境に身を置き、さまざまな広告にさらされており、著名ブランドへの信頼感指数がかなり低い。
「チャイナネット」2006年12月7日