浙江省紹興市農業部門関係筋によると、中国最大のお茶物流センター・浙江華発お茶物流センタープロジェクトが、2006年の中国農業総合開発投資プロジェクトに組み入れられ、来年から着工され、2008年に完工することになっている。
国の資本参入プロジェクトは中国の農業総合開発の新たな形である。具体的に言えば、企業は持ち株会社で、国は一般の株主である。国は直接企業の経営に参加せず、企業とともにリスクを担い、収益を割り当てられることになる。この措置のねらいは、財政資金の助成によって、農業分野の優良企業の産業化レベルアップを実現し、農村部住民たちの収入を増やすことにある。
今年国の資本参入プロジェクトに組み入れられた経営プロジェクトの中には、浙江省の会社2社が含まれている。その中で、浙江華発お茶物流センタープロジェクトが最大の投資プロジェクトで、国から2000万元、合わせて1.1億元が投入されるものとなる。浙江華発お茶株式会社のトップによると、このプロジェクトが着工されると、同会社は逐次お茶のオークションエリア、銘茶取引所、電子商取引プラットフォーム及び物流施設を作り上げることになっている。完工した後、このセンターは中国最大のお茶物流センター、世界の緑茶輸出センター及びオークションセンターとなる。
目下、中国農業総合開発弁公室は国有資産運営機関に委託して、浙江華発お茶株式会社と資本参入の取決めについて話し合っている。
「チャイナネット」2006年12月11日