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japanese.china.org.cn | 24. 11. 2015

ロボットと言えば日本、最新の技術に注目

タグ: ロボット 日本

世界ロボット大会「World Robot Conference 2015」が、11月23−25日に北京で開催される。世界各国のロボット産業のエリートがここに集結する。ロボットと言えば日本だが、日本のロボット産業は産業用ロボットから家庭用ロボットに至る一流の技術水準を誇り、世界市場で重要な地位を占めている。

日本の産業用ロボットの大手には、安川電機、不二越、ファナックなどがある。この数社は日本ロボット産業の基盤と呼べる。そのうち安川電機の産業用ロボットの生産台数は世界一。同社の産業用ロボット「MOTOMAN」は日本初の全電動式産業用ロボットで、自動車や電気器具の製造などに広く活用されている。安川電機は2013年に、中国で率先して産業用ロボット工場を建設した。不二越も日本産業用ロボット分野のリーディングカンパニーで、その産業用ロボットは主に自動車製造に用いられている。同社は安川電機と同じく、中国に産業用ロボット工場を建設しており、売上とシェアが上昇を続けている。ファナックは日本産業用ロボット企業における多関節ロボットのリーダーで、年間売上は1400億円以上に達する。また川崎重工、ヤマハ、パナソニックなどは、日本の産業用ロボットの第二の陣営を形成している。

家庭用ロボットでも、日本企業は他国に先駆けている。ホンダ、トヨタ、東芝などの伝統ある製造メーカーの他に、IT企業もスマート家庭用ロボットに足を踏み入れている。ソフトバンクロボテックスは今年6月、人型ロボット「Pepper」を公開した。ソフトバンクによると、Pepperは家庭内のパートナーの役割を演じ、ユーザーと交流し、人類の感情を理解して反応し、言語による指示を受けることができる。アリババとフォックスコンもソフトバンクロボテックスに出資しており、3社はPepperとロボット産業の世界市場進出を共同推進する。ソフトバンクの孫正義社長は、自社を世界一のロボット企業にすると表明した。

の人型二足歩行ロボットとされている。ASIMOは高い行動力と安定性を持ち、駆け足、階段の昇降、片足でのジャンプといった難易度の高い動作を実行できる。またお茶を運ぶこともでき、家庭内や公共の場におけるサービスで高い将来性を持つ。

日本では、家庭用・商業用ロボットは研究開発の段階に留まらず、人々の生活に足を踏み入れつつある。ダンスが出来るロボット、警備員になれるロボット、ホテルや銀行のロビーで利用客を迎えるロボットがある。トヨタ自動車グループの部品・工作機械メーカーのジェイテクトは、阿波おどりを踊るロボットを開発した。警備会社のALSOKは今年、自律走行ロボット「Reborg-X」(リボーグ エックス)を発売した。このロボットは家や庭、オフィスビルの警備の他に、利用者にさまざまなサービスを提供できる。東芝が開発した美人ロボットは和服を着用し、三越百貨店のカウンターで接客を担当している。そのルックス、動き、言葉遣いのすべてが本物さながらだ。

また、介護ロボットや労働支援ロボットなど、さまざまなロボットが現れている。少子高齢化により、人力の代わりになるロボットに対する需要が高まり、そうした需要はロボットの研究と応用を後押ししている。

 

2015年11月24日

 

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