外交部の定例会見で15日、劉建超報道官が記者の質問に答えた。
――中日両国は東中国海問題をめぐる協議を閣僚級に引き上げることで合意した。協議で一致が得られない場合、福田康夫首相の訪中計画に影響が出る可能性を指摘する報道もあるが、これについてコメントは。
先日の中日東中国海問題協議において、中国側は友好的協議を通じて対立点を解決し、共同開発を実現するという積極的な姿勢と誠意を十分に示した。中国側は両国指導者間の5つの共通認識の原則と精神に基づき、協議プロセスを引き続き推進し、東中国海の安定と共同開発の実現のために積極的な努力をしていきたい。日本側もこのために向き合った努力をすることを希望する。
東中国海問題が中日間のハイレベル相互訪問に影響を与えるか否かだが、わたしは中日両国は当地域に重要な影響力を持つ国であり、双方共に中日関係を高度に重視しており、両国間の共同利益と協力分野はいずれも非常に幅広いものであり、東中国海問題は中日関係における局部的な問題に過ぎないと考えている。中国が両国間のハイレベルの往来を重視し、福田首相のできるだけ早い訪中を歓迎する意向であることはさきほどすでに述べた。われわれとしても、訪問が積極的な成果を上げ、中日関係の改善と発展をさらに推進することを期待している。
「人民網日本語版」2007年11月16日 |