日本の観光市場を救うのは、年収25万元以上の中国の高収入層を引き付けることだ。
日本の中国旅行客向けである「家族旅行」が実施された。3月16日午後、最初の家族旅行ビザを持った斉続暄夫婦と息子の家族が東京の成田空港に到着し、ハイクラスの待遇で迎えられた。日本の主要なメディアが取材に訪れ、国土交通省は花束と記念品を贈り、国際観光機構(JNTO)は空港で歓迎会を開いた。
中国の旅行会社・神州国旅の柯夢青さんは、「家族旅行」ビザが発給されるかどうかは、旅行者の「経済的実力」がキーポイントだと言う。日本大使館の規定によると、「家族旅行」を申請する際に旅行者は、年収25万元以上の納税証明書と預金証明書を提供しなければならない。
JNTOの責任者は、ますます増えている中国の高収入層の人たちはツアーよりフリー旅行のほうを好んでおり、今後はより多くの経済的に豊かな人たちが日本に来てくれることを望んでいると話す。
昨年、来日した海外の人は、旅行者を含めて94万人。今年は100万人を上回るとJNTOは見ている。「今、日本の国内観光市場の景気はよくありません。それに国内旅行の価格は海外旅行の価格とほとんど同じで、多くの日本の若者は海外旅行を選択しています。ですから中国の高収入層を日本に引きつけることは、日本の観光市場を救う『良薬』になっているのです」
「チャイナネット」2008年3月28日 |