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東亜杯日本語弁論大会が北京林業大学で開催
発信時間: 2008-05-30 | チャイナネット

スピーチ部門で優勝した牟キン(三つの金)さんと朗読部門で優勝した桑博さん

日本国内最大級の日本語学校・東亜学院後援による「第1回東亜杯日本語スピーチコンテスト」が24日、北京林業大学図書館メディアホールで開催された。近隣校の北京科技大学、中国農業大学、清華大学から計8組が友情出演し、他学部からの応援も含め、約200人が来場した。

予選は4月に全学年で行われた。その中で、朗読部門の1年生が13名、2年生以上のスピーチ部門には10名が選抜、さらに友情出演した近隣校からの8組を加え、決勝戦には計31組が出場した。

出場者は独自のテーマで、一人5分間、弁論を行った。内容の素晴らしさのほか、日本語の正確さ、アクセントの正しさや発音の良さ、表情や表現力が審査基準になった。

出場者のスピーチ内容は、「自分だけの記念日を作ろう」、「もっと読書をするべきだ」と呼びかけるものや、四川大地震の被災者へのメッセージ、残留孤児を育てた母の愛など、さまざまだった。

表彰式が終わり、出場者とスタッフ全員による記念撮影

この大会を主催した、北京林業大学外国語学院副院長の段克勤教授は、大会の狙いについて、次のように語った。

「スピーチ大会といえば、外国語大学など大手大学が主催するのが相場ですが、私たちも日本語学科成立5周年を記念して、ここまでの努力の成果を形にしたかったのです。数年前からお世話になっている東亜学院の協賛のお陰で、大会開催にこぎつけることができたのは本当にうれしいことです。今回のような弁論大会を行うことを通して、学生たちには、日本語に興味、理解をしていってほしいと思っています」。

また、北京林業大学教務課長韓海英教授は、「日本語専攻は設立されたばかりの学部ですが、今日のスピーチコンテストに出場した学生たちは基礎知識をしっかり身に着け、綺麗な発音で自分の考えをうまく表現できたことに驚きました。同時に教師として大変嬉しく思います。これから学生たちには、北京大学や北京外国語大学などトップ大学を目標にして頑張って欲しいと思っています」と感想を話した。

今回スピーチ部門で優勝したのは、北京林業大学2年生の牟キンさんだった。牟キンさんは、「大会前に、多くの方々が力を貸してくださったこと、そして今回想像以上の成績をいただいたことはとても幸運でした。先輩たちと比べると、まだまだ足りない部分が多いのですが、これからも、日本語の勉強だけでなく、北京林業大学と他校との架け橋を手初めに、中日友好に尽力していきたいです」 と語った。

なお、この「東亜杯日本語弁論大会」は、年1回開催していくとのことで、主催側はこれからも内容を充実させていきたいと話していた。

「中国国際放送局 日本語部」より2008年5月30日

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