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中国の少年が日本にホームステイ 
発信時間: 2008-07-22 | チャイナネット

九州最南端の鹿児島県は7月中旬にはすでに盛夏を迎え、夜7時になっても外は明るい。青々とした水田に面した、緑に溢れる小さな庭では、村上さん夫婦が少年たちと一緒に盛りだくさんの夕食を楽しんでいる。屋外でのバーベキューだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

食卓の両側には、年齢の近い4人の少年が同じようにTシャツに短パン姿で、同じように白いタオルを首にかけている。一見すると、4人とも村上さん夫婦の子どもだと思うだろう。だがよく聞くと、このうち2人は英語を話している。実はこの2人は、日本の普通の家庭の生活を2日間体験するために、はるばる中国から来たのだ。

楊ユン皓君と邱傲卓君は天津第4中学の1年生。日本の京セラの招待で、他の38人の生徒と共に9日間の日程で日本を訪問している。その最後の日程が、最も期待していたこのホームステイだ。

中国の大都市から来た2人の少年にとって、自宅の庭でのバーベキューは、物珍しく、わくわくする経験だ。2人は、日本に来ていちばん美味しい食事だと口をそろえる。日本人の少年2人は単語レベルの英語で彼らを呼び寄せ、飲み物や食事を勧めたりと、てんてこ舞いの忙しさ。外国からの友達を自宅でもてなすのは、智洋君、祐一君兄弟にとっても初めての経験だ。

村上哲哉さんは京セラで電子部品の開発に携わっている。上海などにも工場があるため、日頃から中国との接触が多く、中国に親しみを覚えているという。哲哉さんは「息子たちは外国に行った事がないので、こうした形で外国の人と接触し、外国と日本の文化の違いを体で感じることは、とても貴重な人生経験になります」と語る。会社が中国人少年のホームステイ先を募集した際、哲哉さんが迷わず申し込んだのはこのためだ。

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