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鑑真和上記念プロジェクト 東外大学生の投稿
発信時間: 2008-11-06 | チャイナネット

作者 東京外国語大学 宮田真理

幼少期を中国で過ごし、北京日本人学校に通う小学生だった頃の私は、日本・中国という国の概念がなく、両国の関係などとはおよそ縁がなかった。大学に進み、中国語を学び始め、私にとって中国は特別な国となり、反日デモやインターネットでの両国の間での憎悪に満ちた文章があふれるようになり、中国との付き合いを深めていきたいと考えるようになった。

 

中国には幾度も渡航したことがあり、今回の鑑真プロジェクトは初めての訪中ではなかった。しかし、この度の訪中は今までのどの訪中よりも意味のあるものとなり、私の人生の糧となった。

 

奈良の唐招提寺に始まり、我々は大明寺・鑑真学院・阿育王寺等を訪れ、日中交流の礎を築いた大先達、鑑真和上の足跡を辿った。鑑真和上縁の地を訪れる度に、和上の精神を学び、その偉大さを知り、感動を覚えた。そして中日間の政治や経済での摩擦が兎角強調される昨今において、置き忘れられた四句の文の意味を再考するべきだと感じた。「山川異域・風月同天・寄諸佛子・供結来縁」未来ある中日関係構築のために何ができうるか考えたい。この四つの句に含まれた先人の意思を受け継ぐことができたらと。隣の国に渡り、そう強く思った。

 

はるか昔の日中交流に思いをめぐらすと同時に、現代中国の同年代の若者と交流する機会にも恵まれた。そこでは、鑑真プロジェクトの目指す所、「日中の新時代を切り開く」へ一歩前進することができるような出会い、貴重な経験を得た。

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