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日本の読者が雑誌「人民文学」を熱読
発信時間: 2008-11-05 | チャイナネット

中国文学の愛読者が日本にいることはあまり知られていない。彼らは読書会を開き、この30年余り雑誌「人民文学」を購読し、中国への認識を深めてきた。今回彼らの代表7人が4日、中国作家協会の要請で、「人民文学」の編集部を見学し、劉慶邦氏や蔡暁航氏ら中国の作家と懇談した。「北京青年報」が伝えた。

日本「人民文学」読書会は、民間の文学愛好家団体で、1976年に発足、多い時期には200人以上のメンバーがいたという。メンバー構成はさまざまで、上は74歳から、下は子供を持つ母親までいる。第一木曜の午後に毎月集まって「人民文学」を一緒に読み、討論を交わすことを長年続けてきた。

彼らは「読みやすさ」と「おもしろさ」を評価の基準にして、各重点作品について話し合っている。例えば、1995年に王小波が「人民文学」で発表した小説「南瓜 豆腐」は、「読みやすさ」で星4つ、「おもしろさ」で星5つと評価された。一方、余華の短編小説「どうして音楽がない」は「読みやすさ」で星3つ、「おもしろさ」は星1つだけだった。このほど茅盾文学大賞を受賞した遅子建は日本の読者から高い評価を受けているようだ。2004年5月に発表した中篇小説「草地の上の花」は、「読みやすさ」で星5つ、「おもしろさ」で星4つをつけたほか、「繊細さ」で星5つとかなりの好評だった。おもしろいのは、こういった評価のほかに、日本の読者は評論家でも思いつかないような角度から、「好奇心度」「説教度」「世相風刺度」「文学の完成度」「グローバル度」などさまざまな基準を設けていることだ。こういった点からも彼らの中国作品に対する思い入れが感じられる。

雑誌「人民文学」は、彼らの中国文学への熱意に対し、読者を代表して7人に「栄誉読者賞」を授与した。編集長の李敬沢氏は、「彼らが熱意を持って辛抱強く雑誌を購読してくれることは、われわれにとって最大の喜びだ」と語った。

「人民網日本語版」2008年11月5日

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