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藤原大介TBS北京特派員、「中国との縁は続く」 |
発信時間: 2008-11-05 | チャイナネット |
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TBSの北京特派員、藤原大介さんの著書、『中国新思考』が出版された。この著書は、報道の自由や敏感な歴史問題、多様化する中国や変化する中国の様々な話題をを取り上げており、藤原さん自身の視点から中国を綴っている。 藤原さんは、「日本と中国両国の人に読んでほしい。両国の人に理解してもらうために、対立もあるが、お互い理解できる部分はどこだろうかということを考えながら書いた。書いている途中では、日中関係の現実の厳しさや難しさを知ったが、基本的なところでお互いを尊重し理解する気持ちがあれば、最終的には日中間の『最大公約数』を見つけられるという結論に達した」と話す。 藤原さんは鳥取県生まれ。広島大学法学部を卒業し、26歳の2003年10月にTBSの記者として北京に赴任した。赴任当初は中国語もできず、中国のことも知らなかったが、取材の合間に中国語を勉強し、できる限り日本人とは付き合わず、中国の友人や学者などと付き合うようにした。そうするうちに中国への理解も深まった。 中日コミュニケーションセンターが3日主催した「2008中日コミュニケーションフォーラムin北京」で、「現状から見た日中報道の現状と問題点」というテーマで講演を行う藤原大介さん そんな藤原さんは、中国に対する偏見や固定観念もなく、素直な気持ちで、今まさに変化の真っ只中にある中国に触れ合うことができたのではないかと感じている。北京在任中は、6カ国協議、安倍首相や福田首相の中国訪問、中国共産党第17回全国代表大会、四川大地震、北京五輪などを取材。写真や声、文字を生かして、自分が感じた真実の中国を日本に伝え、中国に対する日本の人たちの理解を深めて、中国人の読者にも「自省の鏡」となった。 藤原さんは12月に帰国する。「今後も中国に注目していきたい。今31才で、もう一度、中国に派遣される機会もあるだろう。その時は中国に対して自分なりの見方を持ち、中国語もできるので今回以上の成果があげられると思う。できれば日中メディアが交流できるプラットフォームを作りたい」と、藤原さんと中国との縁はこれからも続いていくようだ。 「チャイナネット」2008年11月6日 |
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