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東風ホンダ「CR-V」価格つり上げ幅縮小
発信時間: 2008-11-26 | チャイナネット

今年7月、「シビック」(中国名:思域)の5周年記念タイプ車が全国で発売された際、東風ホンダの劉洪副総経理(副社長)は「東風ホンダの現在の販売台数は前年比57%増加している。よって年間販売台数目標を1万台引き上げて、16万200台とする。1万台の引き上げ分は主にCR-Vでカバーする」と述べた。こうしてCR-Vの年間販売台数目標は6万5千台から7万5千台に引き上げられた。供給不足のCR-Vに比べて、東風ホンダが月間販売台数1万台以上と位置づけるシビックは、爆発的な人気には至っていない。ある東風ホンダのディーラーは「シビックの販売状況は悪くなく、供給も充分にあるが、何回かの価格戦争を経て、利益が非常に薄くなっている。メーカーが生

産・販売目標を引き上げたため、4S店(メーカー直営の販売店。販売・部品販売・アフターサービス・顧客データ調査を行う)への販売圧力が一層高まり、シビックは年内にさらに2千元ほど割り引きされる見込みだ」と話す。

ある業界関係者によると、東風ホンダは創業期を終えて発展期に入った。「無」から「有」を作り出すのはたやすいが、「有」から「多」への発展は難しい。東風ホンダの第二工場プロジェクトがすでに湖北省武漢市で始まっており、年内にも稼働する見込みだ。そうなると生産能力は年内にも16万8千台に達することになる。

生産能力の向上にともない、4S店の在庫車も増えている。北京市南三環路の万柳橋のたもとでは、新車のCR-Vとシビックが数十台ずらりと駐車する光景がみられる。これはみな北三環路の安貞橋近くのある4S店の在庫車で、同店は「千里を通しとせず」にはるばる南三環路の空き地まで来て在庫車を置いている。

ある4S店の責任者は「現在、市場にはたくさんのCR-V車が流通し、販売圧力も増している。CR-Vの価格つり上げが終わる日も近い」と話す。

*ホウ:「足偏」に「包」

「人民網日本語版」2008年11月26日

 

 

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