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道上尚史公使インタビュー③中日メディア交流の大きな意義
発信時間: 2008-12-04 | チャイナネット

――中日関係に影響をもたらしたもう一つの出来事は「ギョーザ事件」です。日本メディアは多くのマイナス報道を行い、日本の人々の中国を嫌う情緒を高めました。この問題に対して日本メディアは責任があると思いますか

日本メディアがギョーザ問題を誇張報道したかという問題は、個人的には答えにくい問題だ。だがあなた方に理解していただきたいのは、日本は世界で最も食品安全を重視する国の一つであり、ギョーザ問題が過熱したのは中国が嫌いだからではないということだ。どの国に対してもそれは同じだ。日本企業に同様の問題が発生すれば、徹底的な追及が行われ、破産にいたるケースもある。米国牛肉の検疫が日本の基準に合わないとなれば、日本国内に激しい反応を呼び起こすことになるだろう。中国で起こった三鹿粉ミルク事件に中国政府と庶民が高い関心を払ったのと同じだ。

――中日メディアの交流強化の面で、日本政府はこれを推進するような措置を取っているのでしょうか。

これはとてもいい質問だ。我々はすでにそのような措置を開始している。日本ではすでに中国の若い記者を日本に招くなどしている。メディア間のこのような交流はとても多い。両国の一部のメディア関係者もフォーラムを開いている。

始めたばかりの時には、意見が一致せず、論争となる場面もあるだろう。ギョーザ問題や西蔵(チベット)問題など敏感な問題についてはなおさらだ。だが何度も意見を交換するうちに、相手がなぜそう言っているのかがわかってくる。これは積極的で客観的な報道のためにもとても意義のあることだ。

「人民網日本語版」2008年12月4日

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