日本観光庁はこのほど、中国人観光客の居住地別に、日本の様々な地域から最も適する観光地を推薦していくことを決定した。日本はこれまで、海外の観光客を一括して観光地のアピールを行ってきたが、これからは観光客の好みや交通の便を考慮し、地域別に最もオススメの観光地を紹介することで、更なる海外観光客を呼び込むねらいだ。中文導報ネットが伝えた。
観光庁はすでに、中国大陸、中国台湾、中国香港、韓国など、日本を訪れる観光客が比較的多い12の国と地域について、それぞれオススメの観光地を設定した。たとえば、中国大陸の観光客には北海道や東北地方など、自然や温泉を楽しめる場所。現在日本では桜前線が北上しており、ちょうど東北の桜の開花にも間に合うという。台湾の観光客には、直通便のある南九州地区および、注目を集める瀬戸内海地区を推薦、香港の観光客には東京でのショッピングや付近の軽井沢観光を推薦している。また、韓国の独身ホワイトカラー女性には北海道、東北、九州などの自然・温泉ツアーを推薦するという。
このほか、中国の富裕層や中産階級の観光客には、東京、大阪、京都など大都市での「ファミリー旅行・ショッピング」など、家族向けの特色あふれる観光を薦めており、四季をとわず自由自在な日本でのショッピングを推薦している。
「人民網日本語版」 2009年3月20日 |