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成田空港社長:中国の空港はより自国の顧客を重視すべき
発信時間: 2009-04-14 | チャイナネット

利用者が減少、貨物取扱量も減り、100年に一度の金融危機の影響が世界の航空業界にも影響を与えている。直近の金融危機に対し、日本最大の空港、成田国際空港の森中小三郎・社長は中国航空業界に対し、次のような提言を示している。「中国の空港サービスは、まず自身の国民を重視すべき」。森中社長は先ごろ「中国新聞週刊(日本語版)」の単独インタビューを受け、このように答えた。

中国航空業界の近年来の発展について、森中社長は心から賞賛の意を表し、とりわけ中国の空港建設は全く素晴らしいと述べた。森中社長は、昨年の五輪を機に、北京国際空港が第3滑走路を建設、引き続き中国最大の航空施設となったこと、上海もまた非常に良好な航空施設を備えているほか、深セン・広州の空港も大規模な改良を行ったと語った。

もっとも森中社長は、中国の空港サービスにはさらなる改善の余地があると認識している。森中社長は、中国の空港サービスは特に英語圏の外国人旅客を重視しており、これに反して空港サービススタッフの中国人利用客に対するマナーはあまり良くないと指摘。森中社長は、まず自国利用客を重視することこそ、空港建設発展の重要任務だと強調した。

日本の国際玄関のひとつとして、成田空港の利用客は一貫して良好な成長すう勢を保持、とりわけ中国から訪れる旅客は近年来明らかに増加傾向にある。10年前に比べ、現在では日本を訪れる中国人旅客は年間3倍のペースで増加、年間来日者数は100万人近くにまで接近している。森中社長は、中国人旅客の増加に最も期待していると述べた。政治と比較し、中日両国間の人と人の深いレベルの、真の交流はさらに大切であり、成田空港は中日交流の1本の架け橋であると森中社長は語った。

「人民網日本語版」2009年4月14日

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