ホーム>>中日両国>>社会
在日中国人障害者:障害者福祉が充実している日本
発信時間: 2009-04-14 | チャイナネット

故郷を遠く離れて海外で生活する華人は頼るところもなく、裸一貫から身を起こし、現地の人の何倍も努力をしなければならない。もし体が不自由であれば、その苦労の度合いは推して知るべしであろう。

 

ある国の生活水準を判断するには、長者番付や国民の平均所得だけでなく、社会的弱者層である障害者の声に耳を傾ける必要がある。障害者たちが「いまの暮らしに満足している」と答えれば、その社会は健全であり、国民全体の政府に対する満足度も低くはないと言える。それでは、日本で生活する中国の障害者たちはどうだろうか。彼女たちの生活の現状を見てみよう。

 

王玉英さん「障害があっても満ち足りている」

今年54歳の王玉英さんは先天性の小児麻痺を患い、右足に特殊な器具を付けなければ歩くことができない。王さんの姑は中国残留婦人であり、1992年に王さん一家とともに帰国し、東京に定住した。

 

王さんの夫は健常者である。王さん自身は障害があるが、労働能力を完全に失っているわけではないため、二人は生活保護を受けることはできない。来日後、夫は工場で働いて毎月30万円余りを稼いでいる。以前は北京の毛糸紡績工業で働いていた王さんは、現在は数日おきにアパレル工場でボタンの縫い付けやボタン穴をかがる仕事をし、1ヵ月に5、6万の収入がある。

 

来日してしばらく経つと、東京都内に住む王さんは多くの障害者福祉を受けられることに気がついた。

 

毎月7000円の生活補助金を受けられるほか、毎年6万8000円のタクシーチケットを交付される。もし自家用車があれば、タクシーチケットは同額のガソリンチケットに換えることができる。障害者手帳を提示すれば都営バスは無料に、私営バスも半額になる。

1   2   3    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 在日中国人障害者:障害者福祉が充実している日本

· 成田空港社長:中国の空港はより自国の顧客を重視すべき

· アジアの伝統婚礼が集合 ブライダルサミットが静岡で開催(写真集)

· 大川隆法著「勇気の法」中国語版が出版 

· 清華大学に日本研究センターが設立