直径約1.5メートルの巨大クラゲ
クラゲの大量発生による、日本の漁業への影響は大きい
国外メディアの報道によると、海洋生物学者・科学研究者のリチャードソン氏はこのほど、「人類による過度な魚獲、およびその他の活動が原因で、地球上のいくつかの海域で巨大クラゲが出現し、その海域の『支配者』となっている」との見解を明らかにした。日本近海では、力士とほぼ同じ大きさの超大型クラゲが発見されているという。
リチャードソン氏はオーストラリア・クイーンズランド大学の海洋生物学者だ。「海洋の生態システムがクラゲに支配されないよう、対応策を考えなければいけない」と指摘する。氏によると、全世界の海洋でクラゲの数が増加しており、特に東南アジア、黒海、北海、メキシコ湾海域での増加が著しいという。リチャードソン氏は、「日本の漁業従事者はすでに、巨大クラゲのもたらす問題に直面している。巨大クラゲは魚網を引き裂くこともできるからだ。日本の近海にはエチゼンクラゲという巨大クラゲが生息している。直径は2メートル、重さ約200キログラムに達し、日本の力士とほぼ同じ大きさだ。このクラゲは世界一の大きさを誇る」と述べる。
「人民網日本語版」 2009年6月11日 |