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日本、牽強付会の理由で与那国島に自衛隊を配備
発信時間: 2009-07-13 | チャイナネット

日本の浜田靖一防衛相は8日、与那国島を視察した。関係者によると、外間守吉町長から自衛隊駐留の要請を受けた浜田防衛相は「私が来たことが答えだ」と述べた。

 

浜田防衛相は同日、那覇市内での記者会見で、「与那国島を含む南西諸島の防衛体制を検討する。防災の観点からも検討に値する」と述べ、日本最南端の沖縄県と与那国島への陸上自衛隊の派遣を検討する考えを表明。「島嶼防衛の姿勢を対外的に示す必要がある」とも強調した。

 

浜田防衛相は6日の記者会見でも、沖縄県と与那国島への陸上自衛隊部隊の配備を政府が研究していることを明らかにした。浜田防衛相は、現在の防衛大綱に島嶼防衛の重要性がすでに盛り込まれていることを強調するとともに、「与那国島を含む南西各島の防衛のあり方は相当重要だ。防衛上の必要に加え、防災上の必要からも、政府が自衛隊の配備について研究するに値する」と述べた。

 

与那国島は日本最西端の島で、中国の台湾島から約110キロ、中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島魚釣島)から約150キロ、沖縄本島から500キロの距離にある。周囲約28キロで人口約1700人。

 

与那国島に陸上自衛隊を配備する理由について、日本政府は防災と防衛を挙げている。周知のように、日本は防災システムが最も整った国であり、その防災システムに空白エリアはない。それを突然、他国との国境から最も近い地区の防災措置を強化し、レーダー施設も増設すると言い出すのだから、人々はこれを牽強付会と感じる。

 

防衛上の観点から言っても、在日米軍の基地は140カ所あるが、その45カ所が沖縄県に集中し、在沖縄米軍は陸海空軍が揃っている。「基地の中の沖縄」と呼ばれる沖縄県は、日本の他の地区と比べ、最も安全というべきだ。いわゆる南西諸島の防衛体制を増強する理由を、人々は牽強付会と感じる。

 

防衛問題に話が及ぶと、日本側はいつも透明性を強調するが、今みると、与那国島への自衛隊配備のこうした理由も、不透明な説明に属するのである。

「人民網日本語版」2009年7月13日

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