日本最大の不動産開発業者、三井物産が30億元を投じて、中国とシンガポールが共同開発した天津エコシティに40ヘクタールの総合エココミュニティを建設する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
三井不動産は13日、中新天津生態城投資開発有限公司とコミュニティ開発事業に関する覚書を結び、天津エコシティのスターティングエリアに高級住宅を建てることで合意した。高級住宅は2013年の完成予定。
この開発事業では、豪華別荘から中高級住宅まで幅広い選択肢を住民に提供するほか、「徒歩コミュニティ」が建設され、住民は徒歩で行ける距離に設けられたコミュニティセンターや学校、モノレール駅といった各種サービス施設を気軽に利用できる。しかもこのエコシティは、LEED-ND認証の取得も目指している。LEED-NDとは、都市計画・開発における環境配慮基準を示す新しい評価システムで、都市計画と土地利用と環境は密接に関係しているという理念に基づくもの。
中新天津生態城投資開発有限公司の呉財文総裁は、三井物産との戦略的協力によって、天津エコシティは大きな進展を遂げるとし、「この総合エココミュニティの構想と建設は人々から期待がかかる一方で、天津エコシティに対する不動産市場の自信を反映している」と述べた。
「人民網日本語版」2009年7月14日 |