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日本ダイハツ、中国の政策が助力
発信時間: 2009-07-21 | チャイナネット

日本の自動車メーカー・ダイハツ工業はこのほど、ダイハツブランドの小型多目的車「セニア」(中国名「森雅」)を、今年の秋以降はダイハツのブランドとしてではなく、中国第一汽車集団のブランドとして打ち出すことを明らかにした。一汽吉林汽車有限公司とダイハツとの技術特許合意、および両者の協力関係は今後も継続される見込みで、一汽吉林の責任者もこのことを裏付ける。ダイハツと一汽吉林の提携により、2007年6月に発売されたセニアは、当初は年産3万台を計画していたが、08年の生産台数は5100台にとどまった。今回のブランド移行を経て、2010年には中国自動車市場で3%のシェアを獲得することを目指す。「国際金融報」が伝えた。

中原証券研究所の徐敏鋒アナリストは今回のブランド移行について、次のように述べる。

 

第一に、一汽ブランドの「威光」を借りることができる。ダイハツブランドの中国市場での知名度は低いが、一汽は誰もが知るブランドだ。一汽側もダイハツブランドを使用したいとは考えていない。なぜなら生産開始から完成まで、安くはないブランド使用料を支払わなければならないからだ。

 

第二に、中国の政策に期待し、現在行われている「自動車の農村部での普及政策」「自動車の買い換え奨励政策」に便乗し、一汽の販売ルートの優位点を活かして、販売台数を大幅に増やすことができる。

「人民網日本語版」2009年7月21日

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