国務院の温家宝総理は9日、人民大会堂で御手洗会長を最高顧問する日中経済協会代表団と会見し、以下のように述べた。
「中日の友好と互恵協力を堅持するのは、両国と両国国民の根本的な利益に合致し、アジアの安定と発展にとっても有利である。中国側は民主党の指導者が対中関係で示した積極的な態度を賞賛しており、日本の新内閣との交流や協力を強化し、相互信頼を促進させ、前人の事業を受け継いで将来の発展に道を開いて、中日戦略的互恵関係の持続的な発展を推し進めていきたい」
「いかなる国や地域も、単独でこの国際金融危機の影響から抜け出すことはできない。中日両国は主要な経済体であり、互いに重要な貿易パートナーとして、さらに手を携えて立ち向かわなければならない。両国政府はマクロ経済政策の調整を強化して貿易保護主義に反対し、双方の企業も困難に向き合って奮い立ち、積極的、効果的に協力をして、共同で経済の回復や持続可能な成長のために努力しなければならない」
日本側は中華人民共和国成立60周年のお祝いを述べ、日中両国が絶えず戦略的互恵関係を促進していくことを希望、そして中国が打ち出した経済成長刺激策の成果に敬意を表わした。
また日本側は、日中両国が協力して国際金融危機に対応することはとても重要だと考えており、貿易や投資、環境保護などの分野の協力をより一層強化し、中国東北や中西部地域の発展により多く参加して、両国の経済貿易協力の新時代を切り開くことを望んでいる。
「チャイナネット」 2009年9月9日 |