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鳩山首相夫人が崔大使にプレゼントした中国国旗花束(テレビ画面より) |
10日に北京で開催された第2回中日韓首脳会議の成功を受け、中国の崔天凱・駐日大使がこのほど中国中央テレビの取材に、中日関係についての見解を語った。「中国新聞網」が伝えた。
崔大使は「中日関係の健全で安定した発展の維持は、日本社会各界で、すでに主流の共通認識となっている。特に昨年5月の胡錦濤国家主席の訪日後、情勢は明らかになっている。民主党政権発足後に鳩山由紀夫新首相が打ち出した政策・主張も、この大勢に沿っている。つまり、対中関係を重視し、両国関係を新たな段階へ推し進めようとするものだ」と指摘した。
鳩山首相は就任後間もない先月、米国で国連総会と第3回G20金融サミットに出席した際、胡錦濤国家主席との初の会談を成功させた。崔大使はこの会談を通じて、中日関係は穏やかな移行を果たし、かつ良いスタートを切ったと考えている。
崔大使はまた、ある小さなエピソードを明かした。鳩山首相夫妻が9日に北京に到着した際、中国側を代表して空港で出迎えた崔大使は、意外にも首相夫人からお手製のプレゼントを手渡されたのだ。「夫妻が機内から出てきた時、わたしは夫人の手に花束が握られているのに気づきました。タラップを降りた夫人は、それをわたしに手渡し、『これは16本の花でできていて、上に5つの星もあります。つまり中国国旗のデザインです』と言ったのです」??。
崔大使は、これをとても友好的な心配りだと感じた。崔大使は、鳩山夫妻は過去に何度も訪中しているが、首相就任後は今回が初めてであり、そうした気持ちの表現でもあったのだろうと考えている。
「人民網日本語版」2009年10月13日