日本の宮本雄二駐中国大使は21日午前、湖南大学で講演し、日中両国間の姉妹都市が333組に達し、相互交流の歴史が30年に及んでいることに触れ、「日中関係が非常に困難な時期にあっても、こうした交流は強化されてきた」と指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
近年来、中日両国の努力にともない、中日交流は各レベルで深まり続けている。統計によると政府レベルの交流はすでに年間5000人規模、日本で学ぶ中国人留学生は7万3000人、中国で学ぶ日本人留学生は1万7000人、中国を訪れる日本人は年間400万人、日本を訪れる中国人は年間100万人に達し、中国人による日本への団体・個人旅行もどんどん容易になっている。
宮本大使は「日中両国は5つの分野で努力し、日中関係を一層深化させるべきだ」と指摘し、(1)交流を強化し、相手国の歴史・文化・宗教などへの理解を深め、相手国を総合的・全面的・合理的に理解し、無数の日中両国民が戦略的協力関係の具体的成果を理解できるようにする(2)互恵・ウィンウィンが最も目に見えやすい経済分野から、日中関係の推進に着手する(3)日中韓協力の成果ができるだけ早く上がるようにする(4)ASEAN諸国との協力など、地域協力を一層拡大する(5)貧困、気候、核問題など人類社会が共通して直面する問題に、日中両国が協力して対応する----を挙げた。
「人民網日本語版」2009年11月23日 |