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東京で『退職後中国に行こう』との座談会が開催
発信時間: 2010-02-23 | チャイナネット
湘潭大学での生活の様子を紹介する渡辺明次氏(左から2人目)。段躍中撮影

 

多くの日本人が、退職後中国に留学したり又は仕事をしたいと望んでいると言う日本の現状に焦点を合わせ、日本僑報社・日中交流研究所が主催する『退職後中国に行こう』という座談会が20日午後、東京でおこなわれた。

その席上、退職後北京外国語大学に留学し、現在は湖南省の湘潭(シャンタン)大学で日本語教師をしている渡辺明次氏が、氏の中国での充実した、愉快な教師生活をおくっている様子を紹介した。渡辺氏は日本語を学ぶ中国の若者たちから元気と活力をもらうことができ、学生たちの姿勢から中国の素晴らしい未来を臨み見ることができると語った。

渡辺明次氏は、1941年生まれ。70年中央大学文学部卒業。72年より高校教諭となる。2002年に定年退職後、北京外国語大学国際交流学部に留学。06年本科を修了。中国語で書かれた卒論『梁山伯祝英台伝説の真実性を追う』が優秀論文に選ばれたほか、卒論を元に梁祝文化関連の書籍三冊も刊行し、さらに日本僑報社の支持を得て、日本初の梁祝文化研究所を設立した。その後、『孟姜女口承伝説集』完成のため、湖南省長沙を拠点として同伝説のあるところ2カ所2200kmを調査され、そのとき入手した「中国民間歌謡集成湖南巻澧県資料本」を全訳し発表された。それから、「牛郎織女」伝説のある「湖南省桂東県普楽郷東水村」を取材し、地元との交流を続けている。

渡辺明次氏は湖南省との交流実績により、日本湖南人会より「日本湖南友好使者」の称号を授与された。09年8月から、湘潭大学の日本語教師として赴任されている。

「チャイナネット」 2010年2月23日

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