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japanese.china.org.cn | 29. 11. 2012 |
会場の様子
抗日戦争の頃、伝説の日本人女性がいた。彼女は、世の中の壁を打ち破って普通の中国人留学生と恋に落ちた。彼女は夫を追って中国に渡り、ぬくもりのある文字と悲しみをはらんだ言葉で日本に放送をし続け、帝国主義の日本軍の士気をくじくために大きな役割を果たした。防空警報の鳴り響く中にあって、日本の家族が巻き添えになってもいささかもたじろがなかった。彼女は、抗日戦争が中国の勝利で終わった後も中国に残ることを選択した。彼女の第二のふるさとで、革命をなし、運動を繰り広げた……彼女は緑川英子。日本で生まれ、中国で戦ったエスペランティストであり、革命の闘士、世界主義の闘士だった。周恩来総理は彼女を評して「日本軍国主義はあなたを売国賊と呼ぶが、実にあなたは日本国民の忠実なる子女であり、真実の愛国主義者である」といった。
11月28日、緑川英子生誕100周年を記念し、中華全国世界語(エスペラント語)協会、中国報道雑誌社の主催で「緑川英子生誕100周年記念座談会」が北京で開催された。全国政治協商会議常任委員会で中華全国世界語協会会長の陳昊蘇氏、中華全国世界語協会副会長で中国報道雑誌社長兼編集長の陳実氏、山東棗庄学院副校長曹勝強氏、国際エスペラント協会アジアエスペラント運動委員会委員長の佐々木照央博士が今回の座談会に出席した。このほか、北京、天津、遼寧など各地から50名以上のエスペラント話者、北京で就業している日本、イタリア、ブラジルなどのエスペラント話者も会議に参加した。中国報道雑誌社副編集長の趙珺氏が司会を担当した。
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