日本の民間には謝罪の声も
日本新潟華僑華人総会の胡暁霞・副会長は、南京大虐殺資料の記憶遺産登録の成功は日本社会にそれほど大きな動揺を与えていないと語る。日本政府と一部のメディアは強烈に反応しているが、多くの日本の民衆は政府の愚かな言動を理解し難いものと感じている。
胡副会長によると、日本の研究者の多くは、南京大虐殺でどれほどの人が犠牲となったとしても、一人でも虐殺の事実があったのならばそれは間違いであり、謝罪すべきだと認識している。
「当時、侵略に参加した日本の元兵士でさえも、当局の右翼的な言動には不満を持っており、間違いを認めて責任を負うべきだと考えている」。胡副会長はこれまでに、何人もの日本人元兵士に出会ってきた。軍医や通訳にすぎなかった人々も、中国人に対しては悪かったという意識を深く持っている。
「留学生として日本に来た時、日本の元兵士らに深々とおじぎをされたことがあった。彼らの目のうちの涙は、私の脳裏にはっきりと焼き付いている」。胡副会長は、自らの経験に基づけば、日本の民間に存在している謝罪の意識は、日本のメディアから伝わってくるようなものでは決してないと強調した。