公演後、東京文化財研究所無形文化遺産部、無形民俗文化財研究室の久保田室長と公演団体の代表者は、中国の観衆に日本の民俗芸能の被災地再建支援事業における役割を紹介した。
岩手県大槌町の吉里吉里虎舞団体は、今回参加した3つの団体の中で唯一沿岸部に位置する団体であり、メンバーには大震災で小学1年生の子供を亡くした人もいる。また、メンバーの25人は家が半壊し、中学生2人が転校を余儀なくされた。幸い、道具は高い場所に保管していたため無事だったが、吉里吉里地域のほかの獅子舞団体の道具は津波の被害を受けた。