日本初の国産小型ジェット旅客機「MRJ」が11日、初の試験飛行に成功し、世界市場のシェア争奪に向け一歩目を踏み出した。
【4年遅れ】
MRJは「三菱リージョナルジェット」の略称で、三菱重工業傘下の三菱航空機が開発した双発リージョナルジェットだ。90席のMRJ90と70席のMRJ70に分かれる。
MRJの1番機は11日、愛知県の名古屋空港を離陸し、約1時間後に順調に帰還し着陸した。三菱はウェブサイト上で、試験飛行の様子を生中継した。
MRJは日本が戦後初めて開発したジェット旅客機だ。
三菱は当初2011年の初飛行を目指していたが、設計の修正などの原因により延期を繰り返していた。1番機は昨年10月に製造された。