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japanese.china.org.cn | 08. 02. 2017

感動呼んだ『鑑真東渡』日本公演

タグ: 東京 鑑真 公演

 



5度目の渡航失敗で、鑑真の日本の愛弟子の栄叡は亡くなり、静空は日本に渡ることを諦め、鑑真の元を去る。愛弟子を失ったことで悲嘆に暮れ、さらに両目を失明し、絶望の淵に立たされた鑑真は「果たして日本に渡ることは間違いなのか?果たして仏の意は西に向かうことで、東に向かうことではないのか?」とさまよう心を吐露し、「人」としての鑑真をあらわにする

「12月20日は鑑真が初めて日本の土を踏んだ記念すべき日。1000年の時を経て、日本での初演を同じ日にした意義を感じ取っていただければと思います」と、監督の邢時苗さん。構想から完成までに3年の時を費やしたが、その間に多くの日本人と接し、揚州や奈良などの鑑真ゆかりの地に足を運んで史実を把握するなど、鑑真の実像に近づくための努力を重ねたという。「鑑真の話題になると、日本の方々は誰もが『恩人』と口をそろえます。鑑真が新たな血をもたらしたことで、日本の文化が大きく発展と変化を遂げたからでしょう」と語る邢さんは、作品を通じて鑑真の堅忍不抜の忍耐力と不撓不屈の精神、中日友好史の先駆けとなった功績を広めていきたいという。見どころは鑑真と弟子・栄叡の深い師弟愛。栄叡は仏教を修めるために唐へ渡った学僧で、仏教を日本に伝えるべく鑑真を招いた実在の人物だが、その栄叡が死ぬ場面では、多くの観客が涙する様子が見られた。

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