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japanese.china.org.cn |13. 06. 2018 |
誰でも楽しめるデジタルアートミュージアムがオープン 東京台場
デジタルアートミュージアムの様子。 |
森ビルとチームラボが共同で作り上げたデジタルアートミュージアムが今月21日に東京お台場のパレットタウンにオープンする。11日、そのオープンを前にメディア向け内覧会が行われた。人民網が報じた。
この巨大なデジタルアートミュージアムでは、520台のコンピューターと470台
のプロジェクターが駆使され、人々の動きに合わせて反応するだけでなく、光や映像に変化が生じ、来場者はまるで作品の制作者になったり、自分自身が作品の一部になったような気分を体感することができる。施設の展示面積は約1万平方メートルに達し、5つの世界から構成された空間で、チームラボの世界初公開の作品を含む約50作品を楽しむことができる。
館内は照明が最大限落とされており、一歩足を踏み入れるとまるで昼間から突然夜の闇の中に入り込んだような気分になる。そして、さまざまな種類の花が咲いては季節をたどるようにして変化していく空間があり、巨大な光の滝が流れ落ちている中を花が咲き、蝶や鳥が飛び交い、広大なガーデンに入り込んだような気分に浸ることができる。
また、全てのライトが天井からつりさげられているエリアでは、床も四方の壁も鏡となっており、降り注ぐ無数の光のシャワーを浴びるような奇妙な感覚に襲われる。またこのライトに近づくと色に変化が生じるだけでなく、その変化が周囲にある別のライトにも広がっていく様は非常にユニークだ。
このほかにも、床面がトランポリンになっていて、自由に飛び跳ねて遊ぶことができる空間もある。飛び跳ねたところが星になるだけでなく、それがどんどん大きくなっていくため、大人も子供も全身を使って楽しむことができる。
様々な水生生物がいる「お絵かき水族館」では、来場者が魚のイラストを描いてスキャンすると、その魚が泳ぎ出すため、来場者は制作者としての楽しみも体験することができる。
チームラボの代表・猪子寿之氏は、「東京オリンピックが開催される2020年に向けて多くの外国人観光客が東京に集まる。そんな外国人観光客にもこのミュージアムを楽しんでもらいたい。ミュージアムに言葉の壁はなく、どんな文化背景の人でも楽しむことができる。どの国から来た人であっても、ここにきてその楽しさを体験してもらいたい」と話す。(編集KN)