黄劉氏さん、1925年7月15日生まれ。1937年の冬、旧日本兵が南京城を攻撃した。南京城の北東、堯化門の近くに住んでいた黄さん一家は、江北に逃れた。父は米を担ぎ、母は荷物を持ち、黄さんは牛を引いた。3人で全財産を持ち苦しみながら川を渡った。川を渡るのが間に合わなかった一般人が、追ってきた旧日本兵の一斉掃射を浴びた。黄さん一家は江北の親切な人から匿ってもらい、翌年3月になりようやく南京城に戻った。