馬承年さん、1930年12月17日生まれ。1937年冬、旧日本軍が南京城に攻め入ると、当時わずか7歳だった馬さんは中華門付近の家で、祖父の馬声恒さん、伯父の馬志勤さん、父の馬志謹さんが旧日本兵に連れ去られるのを目にした。その後3人は下関の川辺に連れて行かれ、殺害された。先祖代々伝わる家屋も焼き払われた。母の張淑賢さんは大きなお腹を抱え、馬さんを連れ難民区に逃れた。馬さんの弟の馬承亮さんは当時、叔父と共に水西門外の農家に逃れ、生き延びた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月10日