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japanese.china.org.cn |13. 12. 2021

南京大虐殺の新たな証拠、今年は952点(セット)が追加

タグ: 南京大屠殺 遇難同胞 紀念館
中国網日本語版  |  2021-12-13


 侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)が発表した情報によると、記念館はこのほど新たに35点(セット)の史料を寄贈された。12月1日までの年内に新たに追加された収蔵品は952点(セット)。

 

 中国侵略戦争期間に日本軍が撮影したネガフィルムも極めて高い価値を持つ。江蘇省社会科学院南京大虐殺研究センター長の王衛星氏は、「ネガは計302枚で、日本軍による南京占領後の霊谷寺や挹江門といった南京の一部の風景が記録されている。これらはいずれも日本軍が撮影した最初の資料だ。うち一部の写真は珍しく、重要な歴史文献価値と展示価値を持つ」と述べた。


 

 80年代の建設以降、侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館は計6000点以上の国家貴重文物を収蔵している。うち1級文物は300点余りで、出土・発掘されたもの、民間から集められたもの、社会から寄贈されたものなどがある。記念館の収蔵品のうち最も代表的なのは、中山埠頭集団虐殺遺跡から出土した南京大虐殺の犠牲者の遺物、米国人のジョン・マギー牧師が南京大虐殺・暴行を撮影する際に使ったカメラとフィルム、南京国防部日本戦犯審判軍事裁判所の石美瑜裁判長が保管していた戦犯の谷寿夫や向井敏明らの死刑判決の草稿、中国遠征軍抗戦老兵の梅樹淇が1942年に記した戦場日記などだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月13日