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japanese.china.org.cn |26. 03. 2022 |
冬季五輪を追い風に、さらなるスキー交流に期待=長野県スキー連盟・河野博明元副会長
タグ: スキー交流
中国国際放送局 | 2022-03-26
1982年 中国のスキー大会の様子を報道した日本のスキー雑誌の紙面
アルペンスキーの元選手・指導者である河野さんは、42年前の1979年から中国とのスキー交流に携わるようになりました。同年末、長野スキー協会の時の会長であった片桐匡氏の指示で、河野さんはレークプラシッド冬季五輪(1980年2月)に出場予定のスキーアルペン中国代表の長野合宿でコーチを担当。その後、吉林省スキー協会をはじめ、中国のスキー界と交流を保ち、北京冬季五輪の招致成功後は長野冬季五輪の経験を共有したり、中国国内のスキーリゾートの開発を指導したりするなどして、中国のスキー界を後押ししてきました。
河野さんは講演会の中で、北京冬季オリンピック・パラリンピックの成功に祝意を示したうえで、写真や資料を交えながら、自らがかかわった中国とのスキー交流の歴史を振り返りました。その上で、地球温暖化がウインタースポーツの先行きに与えうる影響にも触れ、「2080年には、冬季五輪開催地であっても自然雪で対応できるスキー場がほとんどなくなるというデータがある。しかし今回、北京と張家口は冬季五輪を成功させ、気温さえ低ければ人工降雪機で立派なコースは作れると証明してくれた。気温に着目し、世界中のスキー場が残るよう、皆で手を携えて地球温暖化に歯止めをかけたい」と呼びかけました。